テラ・ライフ・デザイン


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☆第10号 「意味もなく褒められよう!」

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http://www.terra-life.com/ ■□∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞■□             幸せになるセラピー                 ☆*:o. あなたが微笑むとき、世界が微笑む .o:*☆          2005/08/09(火) 第10号 □■∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞□■ ◆ ご 挨 拶 ! 皆様、こんにちは! ライフ・デザイン・セラピスト&コーチの西連寺(サイレンジャー)です。 先週、「孤独なイルカが問題行動(フランス)」という記事を見ました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000019-jij-int ブルターニュ地方のイルカ「ランディ」が、 港に戻ろうとするヨットに体当たりをして、足止めをしたり、 ダイバーや海水浴客にも、救助騒ぎになるほどの嫌がらせ?を しているそうです。 海洋動物の専門家の分析によれば、 「『ランディ』は群れから追い出されて孤独になったため、  異常に攻撃的になったり、おかしな行動をしたりするのだろう」 とのことでした。 現地の人は困っているのでしょうが、 なんとなく微笑ましくもある一方で、何かしらの「こころの痛み」も感じる 興味深いニュースだなーと思いました。 今回は、この孤独なイルカ「ランディ」を通して、 「ストローク」という考え方を見ていきたいと思います。 もちろん、「幸せのオーラ」も一緒にね!.: *:・'゜'(幸) ◆ 「ストローク」という考え方 ! 主に、「交流分析」(TA)などで使われる言葉ですが、 心理学的に「ストローク」という考え方があります。 「ストローク」と言うと、テニスやエンジンを 思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。 「ストローク(stroke)」という言葉自体には、 「打つこと、一撃、なでる、さする」などの意味があります。 心理学的には、 「相手の存在や価値を認めるような、あらゆる刺激のこと」を 「ストローク」と表現します。 そして、全ての人は、意識・無意識に関わらず、 「ストローク」を求めるているのだと考えます。 この「ストローク」が、満たされていないときは、 「ストローク」を手に入れるために、 人はあらゆる行動を取るものだと言われています。 要するに、人は「他人から『自分』の存在を認められたい」 という欲求を根源的に持っていて、 そのための行動を起こすだけの強いモチベーションを 持っているという考え方です。 ◆ 「プラス」のストロークと「マイナス」のストローク ! また、「ストローク」には、 「肯定的(プラスの)ストローク」と 「否定的(マイナスの)ストローク」があります。 簡単に言うと、 「プラスのストローク」とは、 「褒められたり、かわいがられたりすること」で、 「マイナスのストローク」とは、 「叱られたり、怒られたりすること」です。 そして、ここが大事なんですが、  「人は、基本的に『プラス』のストロークを求めるものですが、   それが得られないときは、   『マイナス』のストロークを求めてしまう」 ということ! どういうことかというと、 「人は褒められたり、可愛がられたりしていないと、  怒られたり、叱られたりするようなことを積極的にしてしまう。」 ということなんですね。 子供が、わざと怒られるようなことをしたり、 オネショを繰り返してしまったりするのは、 お母さんの「関心」を引きたいためと言われることがあります。 その子供の行為のベースには、自分の存在が認められていないという 「ストローク」の不足感があるのです。 (好きな女の子に意地悪してしまう男の子も、同様かもしれませんね。) ◆ 無視されるよりは… ! イルカの「ランディ」は、群れを追い出されてしまいました。 誰からも「ストローク」のもらえない「孤独」な状況なのでしょう。 「ランディ」は、その「腹いせ」として、 乱暴なことや嫌がらせをしているだけではないのだと思います。 その行為の根源には、自分の「存在」をアピールして、 「存在」を認めてもらいという想いがあるのではないでしょうか? 人は(この場合はイルカですが、)、 「意識」においては、「プラス」と「マイナス」の区別ができるのですが、 「無意識」においては、その区別ができないので、 ただ単に「ストローク」だけを求める行動を取ってしまいます。 なので、 「『無視』されるよりは、嫌われてでも良いから、   相手からの『関心』が欲しい。」 というような行為を取ってしまうのでしょう。 人は、無視されるよりは、人から迷惑がられたり、叱られたりすることでも、 自分の「存在」を認めてもらえると感じてしまうのです。 ですが、怒られたり、叱られたりばかりしていると、 さらに「自己否定感」を強め、「ストローク」の不足を感じ、 ますます激しい「ストローク」を求めるようになります。 この構造に気が付かないと、悪循環になり、 イタズラや嫌がらせがエスカレートしていく可能性があります。 意識的には「おとなしくしていよう」と思うかもしれませんが、 無意識レベルでの行為なので、なかなかやめることができません。 結果、ますます周囲から、「認められにくい存在」になってしまい、 「ストローク」の不足感を埋めるのが難しくなってきます。      ◆◇ これが「ライフ・デザイン・セラピー」流! ◇◆ ■□━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━□■     あなたが、人を怒らせたり、不愉快にさせてしまうのは、 あなたが「プラスのストローク」で満たされていないからかもしれません。 ■□━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━□■ 「プラス」の「ストローク」に満たされていれば、 自然と人は、「プラス」の「ストローク」を与える人、 つまり、優しくて、良い人になるものです。 「プラス」の「ストローク」が足りていないときに、 いくら頑張って、人に優しくしようとしても難しいものです。 無理をすればするほど、つい「無意識」に引っ張られて、 「マイナス」の「ストローク」を求めるような行為をしてしまいがちです。 人に迷惑をかけたり、怒らせてしまったからといって、 ご自分を責めたりすると、さらに悪循環にはまっていきます。 ◆ こちらから「プラス」の「ストローク」をもらいに行きましょう! 自分に「プラス」の「ストローク」が足りていないなと感じたら、 「マイナス」の「ストローク」を求めてしまう前に、 自分から「プラス」の「ストローク」を求めに行きましょう。 意味もなく、人に「褒めて!」「かわいがって!」と お願いするのもいいでしょう。 それが、難しいと感じる人は、鏡に向かって、 自分で自分を褒めてみるのもいいでしょう! (「♪笑って〜笑って〜笑って、キャンディ〜!」(古)) それも、「どうか?」と思う人は、僕にメールをください。    意味もなく     「肯定的なストローク」のお返事を差し上げます!! ゆっくり、あせらず、そして、何より楽しく行きましょう! 「幸せのオーラ」、皆様に届きますように! .: *:・'゜'(幸) ◆ おまけ 上記の「意味もなく」というのが、実は「ストローク」において、 大切だったりします。 何かしたから褒められるというのを、 「『条件付きの』プラスのストローク」と言います。 一番重要なのは、「『無条件の』プラスのストローク」。 つまり、何もしなくても、そこにいるだけで、存在を認めあうことです。 成果主義の現代社会では、難しいことかもしれません。 ですが、「関係」と言うのは、社会に与えられるものではなく、 自分たちでつくりあげていくものです。 皆さんが、「無条件のプラスのストローク」を与え合えるような関係を たくさんつくり出していけることを、お祈りしております! ◆ お知らせ 8月に予定しておりました 「ソース・ワークショップ」が 誠に勝手ながら当方の都合により、延期になりました。 次回は10月予定になります。 よろしくお願いいたします。 ◎ご意見、ご感想、お待ちしております!  silen@terra-life.com ◎個人のセッションも受け付けております。お気軽にどうぞ!  http://www.terra-life.com/ ◆ カードセラピー体験者のご感想! ◇ Nさん(女性)  ご一緒している間、西連寺さんが私達の言葉に耳を傾け、  ゆっくりしたペースで「引き出して」くれていると感じていました。  本当に心地好かったです。  すっごいパワーのある人だって実感しました。 ◇ Mさん(女性)  初めてカードセラピーを体験しました。  自分自身でカードを引き、そのカードに対して、  どのような意味付けをするかは自分次第なのですが、  目の前に現れたカードに導かれているような感覚がありました。                      ◎セッションの申し込みはこちらから ⇒ http://www.terra-life.com/ ◎メルマガの相互広告受け付けておりますので、  よろしくお願いいたします!( silen@terra-life.com ) ◎お友達にも紹介していただけると嬉しいです!  メルマガの転送、大歓迎です! ━★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.terra-life.com/

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