テラ・ライフ・デザイン


≪ 前号へ 次号へ ≫

☆第13号 「ネガティブな面を認めること!」

topHOME

http://www.terra-life.com/ ■□∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞■□             幸せになるセラピー                 ☆*:o. あなたが微笑むとき、世界が微笑む .o:*☆          2005/08/30(火) 第13号 □■∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞□■ ◆ ご 挨 拶 ! 皆様、こんにちは! ライフ・デザイン・セラピスト&コーチの西連寺(サイレンジャー)です。 早いもので、今年も8月が終わりますね。 実は、私、明日(31日)で33歳になります! 「33」という数字は、カバラ数秘術的に「大変化」の「激動」の数 なのですが、「サイクル」的には、僕の場合、「1年目」に入り、 新しいステージの始まる年になります(1サイクル=9年として)。  <サイクル年の計算の仕方> 今年の西暦と誕生日の数字を、1桁になるまで単純に足していきます。 「2005.8.31」の場合だと、  2+0+0+5+8+3+1=19⇒1+9=10⇒1+0=「1」。 (誕生日でサイクルの年度が切り替わると考えます。) どんな1年になるのか、楽しみです!! 先週は、「スターウォーズ エピソード3」について 書かせていただきましたが、今週も引き続き、 「コーチング」の視点から見た 「スターウォーズ」について書かせてください! もちろん「幸せのオーラ」も一緒にお届けしますね!.: *:・'゜'(幸) ◆「スターウォーズ エピソード3」! 先週も紹介したように、「スターウォーズ」新3部作では、 宇宙の秩序を守る正義の集団「ジェダイ」の崩壊する様子が とても上手に描かれています。 なぜ、心優しき、優秀な「ジェダイ」であったアナキンは、 悪の権化「ダース・ベイダー」になってしまうのか? 先週は、  アナキンは、「ジェダイの教え」を与えられているものの、  まだ受け入れられていないという側面から、 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―     「教え」は一方的に、与えるだけではなく、      自分でその「答え」を出せるまで、      相手を信じて、待ってあげることも大切 ! ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―   というような、話をさせていただきました。 今週は、「承認」ということについて、考えてみたいと思います。 ◆ 「承認」とは ? 「コーチング」では、「承認」というものをとても大切にします。 様々な解釈があるかと思いますが、基本的には   「相手の『存在』を認めてあげること。」 と言うことです。 8月9日発行のメルマガの「ストローク」にも通じますが、 要するに「プラスのストローク」のことと言ってもいいかもしれません。 ( 参考 ↓(バックナンバー)   http://blog.mag2.com/m/log/0000158046/106293713?page=1#106293713) 「褒める」ことや「プラスに評価する」ことは、 大きな「承認」と言えるでしょう。 そして、たくさんの「承認」をもらっている人は、 内面が満たされることで、モチベーションが刺激され、 積極的な行動をイキイキと 自主的にすることができるようになっていきます。 ◆ アナキンの場合 ! アナキンは、本来、「ジェダイ」の修行を始めるには 年齢がオーバーしていましたし、 師匠となるオビ・ワン・ケノービも、若すぎました。 ですが、オビ・ワンの師匠(クワイ・ガン)の死、予言、 アナキンの高い潜在能力など、様々な要因によって、 特例として「ジェダイ」として認められています。 つまり、初めから「ハンディ」を背負っていました。 さらにアナキンは「暗黒面」に囚われやすい傾向があるとも、 懸念されていました。 なので、「オビ・ワン」も「アナキン」も、それらを挽回するため、 とても努力をしていたように思われます。 本来、高い能力を持っているアナキンは、 英雄的な活躍をして、華々しい成果を数多くあげますが、 「ジェダイ」のお偉方からは、なかなか評価をされません。 アナキンの師匠である「オビ・ワン」自身も、 自分のピンチを助けに来てもらっている場面でさえ、 感謝したり、褒めたりするどころか、 アナキンのミスや失態を、ことさら責め立てたりします。 オビワンのそうした厳しさは、優れた「ジェダイ」に育てようとする 愛情の裏返しであったとは思われますが、 アナキンには、その「愛情」の面が、 うまく伝わっていないように見受けられます。 ◆ あなたのコミュニケーションは、相手に伝わっていますか? 心理療法のひとつであるNLPの前提の中に、 「あなたのコミュニケーションの意味は、相手の反応によってわかる」 という言葉があります。 こちらがどんなに「愛情」を持って接していても、 相手にそれが伝わっていないケースというのは、 親子の愛情のすれ違いに見られるように、多々、存在しています。 厳しいようですが、あなたがどんな「つもり」でいようとも、 相手の反応次第でコミュニケーションの意味は 判断されるという見方です。 映画においては、言葉にしなくても、 「オビワン」が「アナキン」のことをちゃんと認めていたことは、 観客である私たちはわかります。 態度には出さなくても、 「オビワン」が「アナキン」のことを 愛していたのも良くわかります。 でも、アナキン自身には 充分にその想いは伝わっていなかったのではないでしょうか?  「良くやった」の一言でいいんです。  「ありがとう」の一言でいいんです。 アナキンは、周囲が思っているよりも、 そうした一言に飢えていたのだと思います。 たとえ「ジェダイ・マスター」という名誉や肩書きを手に入れなくても、 そうした「承認」の言葉があれば、 アナキンは満たされていたのではないでしょうか? もっと目に見える、伝わりやすい言葉や態度で 示してあげれば良かったのではと悔やまれます。 ◆ ネガティブな面も、一度、受け入れてあげる ! 「承認」を考える上では、 「できた」ことを「承認」してあげることも大切ですが、 「できなかったこと」を「承認」してあげることも大切です。 (「ストローク」という考え方でいえば、  「『条件付』のプラスのストローク」ではなくて、  「『無条件』のプラスのストローク」になります。) 「できなかった」ことを、良し悪しで評価する前に、 「できなかった」こと自体を認めてあげるのです。 これは無理やり褒めることでは、ありません。 「そうか、できなかったんだね。」と、 ただ、「できなかった」事実を受け止めてあげればいいんです。 ◆ 「感情」や「気持ち」を受け止める ! また「承認」には、「行動」を「認める」というだけではなく、 相手の「気持ち」、「感情」を受け止めるという意味も持っています。 前回のヨーダとの会話のケースでは、 「愛する人への執着をなくし、その人を失う苦しみを乗り越えること。」 と言う前に、 「愛するものを失おうとしている」アナキンの「心の苦しみ」を 一度、受け止めてあげれば良かったのではないかと思います。 そうした今の気持ちを「承認」されることなく、 苦しんでいるアナキンに対し、  「苦しんではいけない!」  「執着してはいけない!」 と、行動レベル以前の 心の動き自体を否定されてしまっては、 つらいだけはないでしょうか。 頭では「執着」がいけないことだとわかっていても、 「愛する者を失う苦しみ」に心を奪われていたら、 それを乗り越えることは難しいでしょう。 心の苦しみを抱えたままでは、 人の言葉を受け入れるだけの「心のゆとり」がなくなります。 それこそ、どんなに「正しい」ことを言われても、 受け入れるのは難しい状態です。 ◆ 「苦しみ」は、誰かに受け入れてもらえるだけでも「解消」する ! 心の苦しみを誰かに「承認」してもらえて、 心に「ゆとり」ができて、初めて、 人の意見を受け入れることができるようになります。 その「心のゆとり」が大きくなれば、 こちらから働きかけなくても、 人は自分で前向きな行動をとるエネルギーが湧いてきます。 逆に、問題は解決されなくても、誰かに その心の苦しみに「共感」してもらい、受け止め、 「承認」してもらうだけで、苦しみ自体は解消されることもあるんです。      ◆◇ これが「ライフ・デザイン・セラピー」流! ◇◆ ■□━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━□■          現実的な「問題」は解決されなくても、             心の苦しみは「承認」されることで、            「解消」することができる。 ■□━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━□■ 前に進むためには「承認」が大切です。 「ポジティブ」な面ばかりでなく、 「ネガティブ」な面も「承認」してあげることが大切なんです。 当人は励ましているつもりでも、 落ち込んでいる人に、前向きなことばかりを言っても、 ポジティブになるのは、なかなか難しいものです。 「クヨクヨしてても、しょうがないでしょう!」と 「ネガティブ」な面を否定されていては、 前に進むことは難しいのです。 逆に、その落ち込みや、苦しみを受け止めてあげることで、 前向きなパワーを与えることができるのです。 ◆ 卵を温めるように ! うつ病の人に「頑張って!」と励ますのは、 むしろ悪影響を与えると最近よく言われたりしています。 同様に、引きこもりの人に、「さあ、頑張って表に出よう!」と 励ましても逆効果である場合もあります。 それよりも、表に出れない「苦しさ」「辛さ」というものを 認め、受け止めてあげることで、 自分で前向きに考えるゆとりを持つことができるかもしれません。 また、「できない」と言っている子供には、 「やってみましょう!」 「きっと、できるよ!」 「どうしてできないの?」 などと、こちらから働きかける前に、 「そっか、できないんだね。」 と、「できない」という相手の気持ちを、 一度、受け止めてあげて欲しいと思います。 そうしたネガティブな気持ちをも、受け止めてもらえることで、 その子は自分の「存在」自体を「承認」されているという 「『無条件』のプラスのストローク」を感じることができます。 「『無条件』のプラスのストローク」を感じた子供は、 自分に「自信」を持つことができます。  「自信」が持つことのできた子供は、  こちらが前向きに励まさなくても、    自分の力で前向きに歩き出すものなのです。 卵から引っ張り出さなくても、ヒナは自分で殻を割って出てきます。 親鳥がすることは、ただ卵を温めること。 ヒナが卵から孵ると信じて、待つことだけでいいんです。 ゆっくり、あせらず、そして、何より楽しく行きましょう! 「幸せのオーラ」、皆様に届きますように! .: *:・'゜'(幸) ◆ おまけ アナキンは、「ジェダイ」のお偉方から、 なかなか認められませんでした。 そんな中で、彼を手放しで褒めて、評価している人物がいました。 その人物こそ、のちの暗黒皇帝、共和国最高議長のパルパティーンです。 パルパティーンは、初めから アナキンを利用するつもりだったでしょうから、 そこには「愛情」などなかったと思います。 それでも、アナキンは、自分を評価してくれる人物に 傾倒していくことになったのです。 自分の存在に自信のない人間は、 口先だけでも、自分を認めてくれる存在を、安易に信じてしまいます。 家族や学校で認めらずに、暴走族の先輩にかわいがられる 高校生みたいです。 そうやって子供はグレていくんですね。(笑?) 来週も、「スターウォーズ」からお話してもいい? 最後まで読んでくださって、ありがとうございます。 ◎ご意見、ご感想、お待ちしております!  silen@terra-life.com ◎個人のセッションも受け付けております。お気軽にどうぞ!  http://www.terra-life.com/ ◆ カードセラピー体験者のご感想!     ◇ Kさん(女性・30代)   気がついたというか思い出したというか、西連寺さんとたくさん話して、  「ああ私は知らないうちにいろいろあきらめてたんだな」と感じました。  あきらめるというか自分ではリスク回避のつもりで。  ひさびさにポジティヴに自分のこと考えられました。  ネガティヴには去年イヤというほど考えたけどね。  私としては暗闇で後ろから棒で殴られたくらいの衝撃でした(いい意味で)。     ◎セッションの申し込みはこちらから ⇒ http://www.terra-life.com/ ◎お友達にも紹介していただけると嬉しいです!  メルマガの転送、大歓迎です! ━★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.terra-life.com/

≪ 前号へ 次号へ ≫


Copyright 2012(c)Terra Life Design All rights reserved