テラ・ライフ・デザイン


≪ 前号へ 次号へ ≫

☆第29号 「『手放す』こととは、『与えられる』こと!」

topHOME

http://www.terra-life.com/ ■□∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞■□             幸せになるセラピー                 ☆*:o. あなたが微笑むとき、世界が微笑む .o:*☆                2005/12/20(火) 第29号 □■∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞□■ ◆ ご 挨 拶 ! 皆様、こんにちは! ライフ・デザイン・セラピスト&コーチの西連寺(サイレンジャー)です。 全国的に、記録的な寒い毎日が続いておりますが、 皆さま、いかがお過ごしでしょうか? 風邪なども流行っているようなので、お身体をご自愛くださいね。 今年5月にスタートしましたこのメルマガも、 皆さまのおかげで、なんとか年内に30号を迎えられそうです。 登録していただいている皆様には、心より感謝申し上げます。 こんな文章量の多い、当メルマガが続けていられるのも、 心が広く、良いセンスをお持ちの 皆さまのおかげでございます! いつもお付き合いありがとうございます! このメルマガの今年の締めくくりとして、  『第2回 まぐまぐBooksアワード』   http://books.mag2.com/vote.html に、エントリーしております! 実は、投票が明日(21日)までなんですが、 皆さまに告知するのをすっかり忘れておりました(汗)。 ゆえに当メルマガの投票数が、かなり寂しいことになっておりますので、 もし「ご慈悲」の心のあるかたは、 サイレンジャーに温かい1票をお願いいたします! http://books.mag2.com/dynamic/m/0000158046/index.html (↑投票はこちらから!) コメントなしでも、投票できますので、 サイレンジャー宛のちょっと早い「クリスマスプレゼント」として、 「優しさ」の分かち合い、 どうかよろしくお願いいたしますね!(笑) そんな師走の慌しい雰囲気の中?、 今週も「幸せのオーラ」と一緒にお届けします!.: *:・'゜'(幸) ◆ 「与えつくす」という精神 ! 先週お伝えしたように、 私は、先日、アメリカインディアン(ラコタ族)に伝わる 『ロワンピ』という祈りの儀式に参加してきました。 (主催:『チャウス自然体験学校(代表・加藤正幸さん)』      http://www.chaus-neos.com/ ) その際に、儀式をリードしてくださった「松木正さん」より ラコタ族に伝わる『ギブ・アウェイ(give away)』の精神 というお話もお聞きしたので、ご紹介したいと思います。 (参考:『自分を信じて生きる〜インディアンの方法』(小学館)      松木正・著  http://tinyurl.com/c3dpo ) 『ギブ・アウェイ』とは、文字どおり、    「与えつくす」 という意味だそうです。 ラコタ族の人々は、自分にとって大変に価値があり、 大切なものであったとしても、 見返りを求めることもなく 誰かに「与えつくし」てしまうそうです。 確かに、ラコタの人々は、 かつて狩猟採集の「移動生活」をしていたため、 持ち物を少なくする必要があったという バックグラウンドがあるかもしれません。 ですが、定住して暮らすようになった今でも、 深い精神性のひとつとして、大切にされているようです。 何かのお祝い事や、家族の喪が明けたときなどには、 特別なイベントとして、実際に「ギブ・アウェイ」が開かれるそうです。 それは、自分の持ち物を、まごころを込めて その場にいる人々に、本当に『全て』を 与えてしまうというものらしいです。 当然、全てを手放してしまった人は、 その日の生活もままならなくなる訳です。 ですが、しばらくすると、その日の食事に始まり、 今度は、生活に必要なものを、 誰からともなく、持ってきてくれるということです。 これは、人々の「分かち合い」、「助け合い」という行為を、 「目に見える形」で再確認しているのだと 言うことができるのかもしれません。 また、ラコタの人々は、厳しい自然環境の中では、 『ため込む』という行為が、 あまり意味をなさないことを良く知っているのかもしれません。 こうして、人々は、物質的なものだけではなく、 「思いやりの心」というものを、受け渡しているのでしょう。 ◆ 「手放す」ことは、「与えられる」こと ! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   ラコタの人たちが大切にしていることは、   ため込むのではなく「手放す」ことだ。   自分にとって大事なものを手放せば、   それは相手へのすばらしい贈りものとなる。   手放した自分には、また別の大事なものが入ってくる。   抱え込んだり執着したりしなければ、   ものも心も、必要な場所から必要な場所へとめぐっていくのである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (『自分を信じて生きる〜インディアンの方法』(松木正・著)より                     http://tinyurl.com/c3dpo )  これは、「人」に対する『信頼』、  そして、この世界の「おおいなるもの(摂理)」への  『信頼』であるのだと、私は思いました。 毎日のように、陰惨な事件が続く現代社会において、 我々は、「用心・警戒・懐疑」という むしろ、その逆方向の努力をしているようにも見えます。 他人を、そして世界を手放しに信用することは、とても難しいことでしょう。 (その一方で、だからこそ、  白人社会にあらゆるものを「略奪」されてしまったという  インディアン達の悲しい現実もあるのも、  綺麗事ではない歴史的事実として、受け止める必要があるかもしれません。) それでも、彼らは「ギブ・アウェイ」のような儀礼を大事にしています。 儀礼を通し、『手放す』という『覚悟』を積み重ねていくこと。 その『誇り高さ』。   見返りを求めなくても、『手放す』ということによって、   実際に『与えられる』ということを、   彼らは、長い歴史の中をとおして、   体験的に知っているのはないでしょうか? ◆ 「手放す」ことで、「受け取れる」 ! 私が、カードセラピーに使っている 『セルフ・セラピー・カード』 (チャック・スペザーノ著 http://tinyurl.com/8fybf )  の中にも、    『手放す(Letting Go)』 というカードがあります。 これは、『問題解消』のヒント(ヒーリング)のカードなのですが、   今、あなたが望んでいる状態が、手に入らないのは、   何か別のものを、つかんでいるために、   両手がふさがっているからかもしれません。 というメッセージを伝えてくれています。 想像してみて下さい。   何か欲しいものに手を伸ばしたとき、   あなたの両手が、   強く握られたままになっていたとしたら… どんなに一生懸命、手を伸ばしたとしても、 それに「触る」ことはできても、 それを「手に入れる」ことはできないのではないでしょうか?  また、このカードは、過去の自分を「手放し」、  「次のステージ」に進む「タイミング」が来ている!  というメッセージも示してくれています。      ◆◇ これが「ライフ・デザイン・セラピー」流! ◇◆ ■□━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━□■           ゆっくりと手のひらを開いて、         自分が、「何」を大事にしてきたかを            見つめてみましょう !      ■□━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━□■   あなたは、今、何を握り締めていますか?  『恐れ』『不安』『プライド』『期待』『役割』『過去の痛み』『栄光』  『罪悪感』『言い訳』『家族とのわだかまり』『恨み』『昔の男女関係』… ときには、直面するのが苦しい、醜いものもあるかもしれません。 もしくは、かつてはとても大事だった 『美しい想い出』もあるかもしれません。 それは、今までの自分を守ってくれた 大切な『心の鎧(よろい)』であるかもしれません。  大体において、握り締めているものは、  あなたの過去において、とても大事なものだったでしょう。  そして、あなたを今まで、大事に守ってくれていたものであると思います。 ですが、次の「ステージ」進もうとしているあなたにとって、 それらは、必要に見えるだけで、 「今や」必要ではなくなってきているものかもしれません。 もちろん、無防備に『手放す』必要はないと思います。 ただ、   人は、まず先に、こちらが、何かを『手放す』ことで、   新たに何かを手に入れることができるのです。   その「自由」になった手のひらで   本当に欲しいものを、「受け取る」ことができるのです。 ・・・とは言うものの、『手放す』というのは、 やはり、そうそう簡単なことではありませんな。 上手くできなくても、安心してくださいね。 かのチャックスペザーノ博士もこうおっしゃっています。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     自分一人で学ぼうとするときに、     一番むずかしいことが「許し」だとしたら、     二番目にむずかしいのが『手放す』ことです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (『セルフ・セラピー・カード』 チャック・スペザーノ著 より                    http://tinyurl.com/8fybf )  ◆ 『北風と太陽』 ! 皆さんはイソップ童話の『北風と太陽』というお話をご存知でしょうか? 「北風」と「太陽」が、力比べをするために、 旅人のマントを脱がせようとするお話ですね。 「北風」が、頑張って、マントを引き剥がそうとすればするほど、 寒さに震える旅人は、マントを力強く握り締めてしまいます。 このお話と同様に、 いざ、不必要なものを、『手放そう』としたときに、 自分で一生懸命、『手放そう』とすれば、するほど、 それらは、自分自身に「ギューッ」と、しがみついて来て、 離れることが難しくなってきます。 ですから、『手放す』と決めたものがありましたら、 それを、力によって、引き剥がそうとするのではなく、 太陽のように、心で温めて、大事にしてあげてください。   それら、「過去の痛み」は、   『手放そう』としなくても、   光を当て、温めてあげることによって、   自然と身体から、離れていきます。 また、『手放した』からといって、 それらがなくなるわけではありませんので、安心して下さい。 手が自由になった瞬間、それらの「手放したもの」が、 すでに自分の一部になっていることに気がつくでしょう。 そうして、「手放したもの」は、 いつの日か、背中から「美しい翼」となって、 あなたを羽ばたかせる「パワーの源」へと変わっていくでしょう!  その「美しい翼」が羽ばたきだせば、  あとは、ゆっくり手のひらを広げているだけで、  あなたの求める「幸せ」が自然と手に入ってくるのです。 ゆっくり、あせらず、そして、何より楽しく行きましょう! 「幸せのオーラ」、皆様に届きますように! .: *:・'゜'(幸) (↓「◆おまけ」へ )   ◎ あなたが微笑むとき、世界があなたに微笑みます! ◎ ◆ おまけ 先週に引き続き、 松木さんの著書   『自分を信じて生きる〜インディアンの方法』     ( http://tinyurl.com/c3dpo ) を中心に、お送りしました。 私自身、いつか、自分の考えを本にまとめて、 執筆してみたいなと夢見ておりましたが、 この本には、私が皆さんに伝えたかったエッセンスが、 より素晴らしく表現されちゃっています! (なんか嬉しいような、悔しいような…って感じです(笑)。) 私には、ご本人にお会いして、 エネルギーをもらったという「プラスα」があるかもしれませんが、 今年、一番のお薦めの本に出会いました! 是非、皆さんにも読んでいただきたいです! (本当に私自身、  皆さんに、お伝えしたい内容が、たくさん詰まっています(笑)。)   『自分を信じて生きる〜インディアンの方法』(小学館)      ( http://tinyurl.com/c3dpo ) 著者の松木さんは、実際にあらゆる過酷な儀式にも参加し、 アメリカ・インディアン(ラコタ族)に、 その儀式・伝統の継承を許された数少ない日本人の一人です。 こういうと「神秘的」な側面に魅力を感じるかもしれませんが、 松木さん自身は、  キャンプの企画や指導、企業研修、公立高校での人間関係トレーニングなど、  環境教育を軸に幅広い活動を展開している団体、  『マザーアース・エデュケーション(MEE)』の代表 をなさっています。 実際に、神戸の震災後の学校や、 学級崩壊を起こしたクラスや児童、先生たちと正面から向き合って、 人と人の繋がり、心の繋がり、自然との繋がりなどの リアルなコミュニケーションというものを伝えるために しっかりと地に足をつけた活動をなさっている方です。  私にとって、久々に『本物』だと思える方に出会いました! なんとなく、私も負けていられない感じです。 (結局、私は負けず嫌い?(笑)) ◆ おまけ・2 !  今回のチャックスペザーノ博士の言葉にもありましたが、  「手放す」という作業は、  一人で取り組むには、意外と難しい作業です。    新しい年を迎える前に、    年内に何か手放してみるのはいかがでしょう? サイレンジャーは、カードセラピーの 個人のセッションも受け付けておりますので、お気軽にどうぞ!        http://www.terra-life.com/ ◆ カードセラピー体験者のご感想! ◇ Nさん(女性)  ご一緒している間、西連寺さんが私達の言葉に耳を傾け、  ゆっくりしたペースで「引き出して」くれていると感じていました。  本当に心地好かったです。  すっごいパワーのある人だって実感しました。 ◎セッションの申し込みはこちらから ⇒ http://www.terra-life.com/ ◆ おまけ・3 ちなみに、『弥勒菩薩』は、 我々を救ってくれるために、 手のひらを上にして、待っていてくれています。 そうした「大いなる存在」の「救済」を信じて、 安心して自分自身の「手のひら」を上に開いてみるのも 良いかもしれません。 チベット仏教最高指導者である14世ダライ・ラマ法王はこう言っています。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      人間の究極の本性は、慈悲と利他の心である。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   人は、究極的に、「慈悲」と「利他」の心を持って   人に「与える」ことで、「幸福」を得るのかもしれません。 まあ、その前のプロセスとして、 まず自分を満たすことも大切だと、私は思っていますが(笑)。  では、また来週! いつもながらの長文、失礼いたしました! (なんか、今週号は、2週間分くらいありましたね。) 2回に分けようかとも迷ったのですが、 結局、このままお送りします。 最後まで読んでくださった皆様には、 もういっちょ、強力な「幸せのオーラ」をお届けです!!                   .: *:・'゜'(幸)              .: *:・'゜'.: *:・'゜'(幸)   (^_^)/.: *:・'゜'.: *:・'゜'.: *:・'゜'(幸)                   : *:・'゜'(幸) ホントにありがとうございます! ◎ご意見、ご感想、お待ちしております!  silen@terra-life.com ◎個人のセッションも受け付けております。お気軽にどうぞ!  http://www.terra-life.com/ ◎お友達にも紹介していただけると嬉しいです!  メルマガの転送、大歓迎です! ━★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.terra-life.com/

≪ 前号へ 次号へ ≫


Copyright 2012(c)Terra Life Design All rights reserved