テラ・ライフ・デザイン


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☆第30号 「『生きる』という選択!」

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http://www.terra-life.com/ ■□∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞■□             幸せになるセラピー                 ☆*:o. あなたが微笑むとき、世界が微笑む .o:*☆                2005/12/28(水) 第30号 □■∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞□■ ◆ ご 挨 拶 ! 皆様、こんにちは! ライフ・デザイン・セラピスト&コーチの西連寺(サイレンジャー)です。 通常より、1日遅れの配信となってしまいましたが、 皆様、いかがお過ごしでしょうか? 素敵なクリスマスを過ごされたことと思います! 先週号で『第2回 まぐまぐBooksアワード』の投票をお願いしましたが、 投票してくださった皆さま、ありがとうございました! (アースさん、degさん、K,Oさん、ほっとこむさん、  GHまろんちゃん、Jinさん、応援コメント、ありがとう!)   http://books.mag2.com/dynamic/m/0000158046/index.html (アースさんって、どなた?知ってる人だよね。  飲みにいきましょう!連絡ください(笑)。) 皆さまのあたたかい一言が、私の大きな支えになっています。 (ちょっとした一言、思いのほか嬉しかったです!本当にありがとう!) 今年最後の配信となりますが、改めて感謝の気持ちを乗せて、 今週も「幸せのオーラ」と一緒にお届けします!.: *:・'゜'(幸) ◆  『 バンド仲間 』 実は、まだ整理できておらず、 何から話して良いのかわかりませんが、 今回はまたプライベートなことをお伝えさせてください。 私は、趣味で音楽活動をしています。 今まで、たくさんの人とバンド活動をしてきました。 ちょうど1年前の私の結婚式では、新郎の私自身がいくつもバンドを 掛け持ちして、みんなで盛大にライヴパーティを行いました。 最後のバンドでは、僕がボーカルで、 妻にはウェディングドレス姿でドラムを叩いてもらい、 『Born to be wild』を演奏しました。 会場全体がひとつになって盛り上がり、 来てくれた友人達、バンドのメンバー、みなさんのおかげもあり、 間違いなく私のベストパフォーマンスのひとつだったと思っています。  その時、ベースを弾いてくれたバンドのメンバーが、  先日、クリスマスの25日に、自らこの世を去りました。 ◆ 掲示板への書き込み 24日、僕達の仲間が集まるHPのサイトの掲示板に、 自殺をほのめかすようなカキコミがありました。 初めは誰によるものかわからなかったのですが、 サイトの記録などから、そのベースの「彼」ではないかという話になりました。 私がそのことを知ったのは、深夜で、 既に25日になっていました。 それでも、その時、私は、 それほど事態を深刻に受け止めていませんでした。 変な話、そういう話に慣れている自分がいました。 そういう話で、昔から大慌てを繰り返していながら、 まだ誰も死んでいないという現実に甘えていました。 翌日、仲間の一人が、「彼」が心配なので、家まで探しに行くというので、 一緒に訪ねに行きました。 せっかくのクリスマスの3連休に、予定もキャンセルして、 正直、多少、面倒だなと、私はどこかで思ったりもしていました。 ただ、多くの仲間が、みんなとても心配していたので、 みんなのためにも行っておきたいと思っていました。 また、実際、どこかで最悪の事態を恐れる気持ちが、 私を焦燥感に駆り立ててもいました。 インターフォンを押しても、「彼」はでてきません。 なんとか「彼」と連絡を取ろうとして、あの手、この手を尽くしました。 職場を調べたり、警察に届けたり、不動産屋を片っ端から当たって、 管理している大家さんにも会いました。 そして、ビビリながらも、部屋を空けてもらいました。 「彼」は、いませんでした。 私たちは、一応、安心しました。 できる限りのことをしたと思いました。 これ以上、どうすることもできず その日は帰りました。 そして、翌日、もう一度、不動産屋さんと連絡を取ったときに、 「彼」が亡くなったという話を伝え聞きました。 埼玉の山奥で、車に乗って、 一酸化炭素による集団自殺ということでした。 私たちが、懸命に探しているときに、 既にこの世を去っていたようです。 ◆ 『 仲 間 』 私は、中学高校のときに夢中になったバンドの コピーバンドを、「彼」と一緒に組んでいました。 最近は、メンバーの都合で、 全然活動をしていませんでしたが、 「彼」に出会って、そのバンドを組んだのは、 5年ほど前で、その時、既に私の好きだったそのバンドは、 解散して10年くらい経っていました。 私自身、まさか、大人になってから、 そんな昔のバンドのコピーができるなんて思っていませんでした。 初対面同然で、練習をしたのですが、 初めてスタジオに入ったときの『感動』と『驚き』を今でも良く覚えています。  『ジャン』と音を出したその瞬間に、  「ああ、この人たちは仲間だ…」と、わかりました。 その時、我々は言葉を交わす必要もありませんでした。 そのメンバーは、私と同じくそのバンドが大好きな青春時代を送っていた 人たちでした。 今でも、その想いを大事にしている仲間です。 メンバーで、その尽きせぬ想いを 何度も何度も熱く語り合ったこともあります。 私は、どちらかというとキャッチー&ポップなパフォーマーなのですが、 「彼」は職人気質のミュージシャンで、 その「彼」の持っている確かな音楽観と 熟練されたテクニックを、私は尊敬していました。 ステージでは、他のメンバーを含め、 みんな素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて、 ホントに幸せで、 こんなに楽しくっていいのか!というくらい楽しい時間を過ごしました。 ある時期、私が他のメンバーと対立して、ヤル気をなくした時も そのベースの「彼」が、間に入って、 バンドのバランスを取ってくれたりもしてくれました。 実際、「彼」は私より10歳年上なのですが、 そんな大人な振る舞いに感謝していました。 最近では、年に数回、たまに会う程度でしたが、 先日、3日のライヴ&忘年会で、会ったばかりでした。 私自身、未だに全然ピンときていません。 今、我々の仲間の中では、驚き、悲しみ、怒り、 そして、様々な疑問が渦巻いて、混沌としている状態です。 私も、今、突発的にどうしようもない涙が溢れてきますが、 よく訳がわからない感じです。 ◆ 『自殺する権利』 様々な意見があるとは思いますが、 私自身は、人の持っている『自分で死ぬ権利』というものを 尊重したいと思っています。 人の持つ『生命の尊厳』と同じくらい、 大事にしたいと思っています。   人間は、自分で『生きる』ことをやめるという   『選択肢』を持っている生き物です。   だからこそ、   だからこそ、   『人間』は、『生きている』ということが、   その『いのち』自体が、   素晴らしい『輝き』を持っているのではないでしょうか。 また、人間は、いくら長生きしようと思っても、 自分では、そのコントロールができません。   人間は、「ずっと生き続ける」という   『選択肢』を持てない存在なんです。   だからこそ、   だからこそ、   この今、一瞬一瞬の『いのち』が   素晴らしい『輝き』を持っているのではないでしょうか。      ◆◇ これが「ライフ・デザイン・セラピー」流! ◇◆ ■□━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━□■              『 生 き る 』        ■□━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━□■ 私の母は、今年の7月に亡くなりました。 母の亡くなるその日、 母親は、昏睡状態になりながらも、 全身で必死に呼吸を繰り返していました。    既に意識もないし、もう助からない状態でしたが、    母親の「生命(いのち)」は、「生きること」を    決して最後まで諦めませんでした。    「生命(いのち)」とは、    本来、それだけの力を持っているのだと思います。 母親の命は、最後まで生きることを諦めませんでした。 でも、私の妻に、子供ができたという報告も聞くこともなく、 この世を去りました。 私は、もっと母親に生きていてもらいたかった。 なにより母親は、もっともっと生きようとしていました。 ◆ さいごに… 「彼」は、決して交友関係の狭い人ではなかったと 私は、認識しています。 でも、どこかで孤独を感じていたのでしょうか? 皮肉なことに、今回の一連の出来事で、 私たちは、我々仲間の結びつきの強さを 改めて感じました。 本当にたくさんの人が、心配していました。 みんなで連絡を取り合いました。 実際にいろいろと手を尽くしました。 みんな「彼」のことを思って、やっていました。 なのに、なんで、そんなことするんだろう。 こんなにたくさんの想いがあるのに。 なんで、この「絆」があることを、 受け取ってくれなかったんだろう。 なんで一言、言ってくれなかったんだろう。 「集団自殺」? なんだそりゃ? どうしようもない悲しみのような「怒り」?が、 今、私に湧き上がっています。 私の良く知っている頃の 「彼」のイメージとはどうしても一致しません。 (ちょっと冷静に考えてみると、  「うつ病」っぽい状態になっていたのかもしれません。  「うつ病」は、現在、日本人の7人に1人が、経験すると言われています。  「うつ病」状態になると、「死」に焦がれるような若者の   センチメンタルなような、人から関心を引くような心理とは異なり、   「死」から逃れられないような深刻な心理状態になると言われています。) 現在、日本では、毎年3万人以上の人が、自殺で亡くなっています。 交通事故で亡くなる人数が、現在では8000人程度ですから、 その数の多さを感じられるのではないでしょうか。 実に、1日に90人ちかくの人が、 自ら命を絶っているという現状が 今の日本にはあるんです。 今の我々にできること。 今の私にできること。 今、私は、しばらくこの混乱と共にいようと思います。 私自身、何が言いたいのか、まだ上手く整理できないまま、 今回のメルマガを書かせていただきました。 今年最後のメルマガが、こんな内容になってしまい、 とても複雑な想いです。 ですが、こうして今の私の想いを 皆さまに聞いていただけたことは、 私にとって、とてもありがたいことです。 お付き合いいただき、心から感謝いたします。 ありがとうございました。 今年も本当にあとわずかですが、 素敵な年末をお過ごしください。 そして素晴らしい新年をお迎えくださいね。 ゆっくり、あせらず、そして、何より楽しく行きましょう! 「幸せのオーラ」、皆様に届きますように! .: *:・'゜'(幸) (↓「◆おまけ」へ )   ◎ あなたが微笑むとき、世界があなたに微笑みます! ◎ ◆ おまけ このようなプライベートな話にお付き合いいただき、 本当にありがとうございます。 このような事情で、バタバタしていたために、 メルマガも配信が遅れてしまいました。 大変、失礼いたしました。 今回、本人の確認や、ご実家を調べようとしたりして、 不動産屋さん、派出所をはじめ、 その後の事実確認のために新聞社や警察署など、 いろんなところに問い合わせをしました。 協力をいただいた皆様に、感謝いたします。 ありがとうございました。 ただ、そこで、非常に気になったことがありました。 それは、「個人情報保護」。 それを理由に、いろんな手間がかかったり、 教えてもらえないこともありました。 こちらとしては、せっぱ詰まった状態なのに、 「個人情報保護」ということで、 もどかしい想いをたくさんしました。 私も「個人情報保護」は賛成です。 人の「プライバシー」は、守られなければいけないと思います。 ただ、こういうことがあると、 あまりにも杓子定規で、融通が利かないとも思いました。 (融通が利いてはいけないものなのは、よーくわかっていますが…) いろんなものから、冷たく突き放されたような印象を受けました。 いろんな「規則」や「システム」は必要ですし、 とても大切なものです。 ですが、それによって、何かしらの 大事なコミュニケーションの「断絶」が発生しているような気がします。 だからと言って、 現代社会を批判するつもりは、私はありません。 規則やシステムは、多くの人が求めるものを 「実現」するためにあるのだと信じたいからです。 ですが、現代に漠然と存在する「閉塞感」は、 こういうものから生まれているのは、間違いないと思います。 その折り合いをどうつけていくのか。 どちらかを選ぶのではなく、 どちらも大事にできるような、 「第3の道」を創り上げていくことが、 大事なのだと私は思っています。 今回は、お付き合いいただき、 誠にありがとうございました。 最後まで読んでくださった皆様には、 素敵な新年を迎えられますように、 特大の幸せのオーラをお届けします!                   .: *:・'゜'(幸)              .: *:・'゜'.: *:・'゜'(幸)   (^_^)/.: *:・'゜'.: *:・'゜'.: *:・'゜'(幸)                   : *:・'゜'(幸) ホントにありがとうございます! 良いお年を! ◆ お知らせ ! 次回のメルマガのお届けは、 1月10日(火)を予定しております! ◆ おまけ・2 日本には、「死んで責任を取る」という文化が存在します。 これは、日本人としては馴染みがありますが、 世界的にみれば、ちょっと変わった文化なんだそうです。 「切腹」「カミカゼ」に見られるように、 自分から死に赴くことを、どこかで日本は美化しているのでしょう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  日本の自殺率の高さについては、WHO精神保健部ホセ・ベルトロテ博士は  こう言っている。  「日本では、自殺が文化の一部になっているように見える。   直接の原因は過労や失業、倒産、いじめなどだが、   自殺によって自身の名誉を守る、責任を取る、   といった倫理規範として自殺がとらえられている。   これは他のアジア諸国やキューバでもみられる傾向だ。」  こうした点は当の国の人間では気づきにくい見方かと思われる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2770.html より ◎ご意見、ご感想、お待ちしております!  silen@terra-life.com ◎個人のセッションも受け付けております。お気軽にどうぞ!  http://www.terra-life.com/ ◆ カードセラピー体験者のご感想! ◇ Nさん(女性)  ご一緒している間、西連寺さんが私達の言葉に耳を傾け、  ゆっくりしたペースで「引き出して」くれていると感じていました。  本当に心地好かったです。  すっごいパワーのある人だって実感しました。 ◎セッションの申し込みはこちらから ⇒ http://www.terra-life.com/ ◎お友達にも紹介していただけると嬉しいです!  メルマガの転送、大歓迎です! ━★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.terra-life.com/

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