『 癒し 』 と 『 目標達成 』 のための 『 メンタル ・ サポート 』



image 自分をコントロールして変えようとするのではなく、

「あるがままの自分」気づき受け入れることで

理想変化は自然に生まれてくるのです




《 『ライフ・デザイン・セラピー』を支えるコンセプト 》

以下は西連寺の個人的な見解・解釈が含まれている部分がございますので、ご注意ください。

◆ NLP


『NLP』とは 『神経言語プログラミング』 と呼ばれる心理療法のひとつ。

・  催眠療法 ミルトン・エリクソン
・  ゲシュタルト療法 のフリッツ・パールズ
・  家族療法 のヴァージニア・サティア

という3人の天才的なセラピストの技術をモデルとして
ジョン・グリンダーとリチャード・バンドラーの両名によって体系的にまとめられたもの。

今も様々な心理療法のアプローチを積極的に取り入れ、現在進行形で進化している。
(ブリーフセラピー、論理療法、フォーカシング、催眠などの融合。)

基本的には、

・ 人は、その人それぞれ独自の認識によって、この世界を理解し、行動を起こしている。
(人はあるがままの世界ではなく、それぞれ独自に作り上げた地図(マップ)の中を生きている。)

・ その人独自の認識、理解そして行動は、「意識・無意識」に関わらず、
  自分のつくりあげたプログラムにのっとって自動的(オートマチック)に行われている。

・ この自動的に働いているプログラムを書き換える(リプログラミングする)ことによって、
  現在の自分の状態、行動、環境を、より好ましいものに変えることが可能になる。

という考え方だと思います。

それぞれに独立したテクニックやスキルがあるため、使いやすいのも特徴のひとつ。

無意識に働きかけるテクニックの中には「おまじない」みたいに感じるものもありますが、
非常に発達した『イメージ・トレーニング』と言えるかもしれません。

また、「成功の心理学」とも呼ばれ、巷では自己啓発的な側面が強調されることもありますが、
様々なジャンルの良いとこ取りということもあり、重要な概念がたくさんあります。

参考 : NLP研究所

◆ エニアグラム


『エニアグラム』 とは、生まれもった人の性格の傾向を
9つのタイプに分けた タイポロジーのひとつです。

ルーツは古代にあり、神秘思想家の グルジエフ が現代社会に紹介したとも言われています。
その歴史、由来は諸説ありますが、現代では心理学と統合され、
高度に発達した統計的な性格分類法になっております。
(私は主に   ドン・リチャード・リソ&ラス・ハドソン の研究をベースとした
エニアグラム を学んできました。 )

人は生まれながらにして、環境にかかわらず、ある特定の類形的なパターンを持っている。

自分と異なる性格のタイプは、時には理解しがたく、受け入れにくいこともあります。

しかし、 エニアグラム の哲学を通し、
人それぞれの性格構造、その成り立ち、システムなどを理解していくことで、
エニアグラム は、人間を考察する上で深い洞察と受容性を私に与えてくれました。

参考 :  「9つのタイプ」
注)上記リンクは エニアグラム研究所 のコンテンツになります。


興味がある方は私もレクチャーいたしますので、お気軽にご相談ください。

◆ ブリーフ・セラピー


『解決志向ブリーフセラピー』 とは、
問題の原因やその分析に焦点をあてるのではなく、
現状を改善する方向へ焦点を当て、早期(ブリーフ)解決を目的とした考え方です。

問題の原因はわからなくても、解決できればいい

という考え方といえるでしょう。

ビジョン心理学の チャック・スペザーノ は、

問題の原因分析は、解決への抵抗である

とまで言っています。

問題を解決し、目標に到達するための3大原則があります。

1.うまくいっているのなら、そのまま続ける。
2.うまくいっていないことは止めて、なにか違う行動を起こす。
3.うまくいくまで、いろんな行動をして、試してみる。

要するに

   うまくいかないなら、もっと頑張るのではなく、何かを変える工夫をする。

これらはシンプルですが、非常にパワフルなアプローチです。

また、発想の前提として


  1.変化は絶えず起こっており、そして必然である。
  2.小さな変化は、大きな変化を生み出す。
  3.「解決」について知るほうが、問題と原因を把握するよりも有用である。
  4.クライアントは、彼らの問題解決のためのリソース(資源・資質)を持っている。
    クライアントが、(彼らの)解決のエキスパート(専門家)である。


というのもあります。

NLPと同じく、 ブリーフセラピー の出発点である ミルトン・エリクソン の言うように、

その人の抱えている問題を解決できるエキスパートは、その人自身である


という考え方はコーチングなども含めて、全てのジャンルにおいて非常に重要な視点です。

原因分析ではなく、ダイレクトに問題解決を目指すというアプローチは、
「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」とも呼ばれます。

◆ ハコミ・セラピー


『ハコミ・セラピー』 とは、創始者ロン・クルツ博士により提唱された、
心と身体の結びつきを重視した心理療法。

「ハコミ」とは、ホピ・インディアンの言葉で「あなたは何者か?」という意味。

西洋的なセラピーの考え方に
禅仏教や道教といった東洋思想が統合されているのが特徴。

セラピスト側の「クライアントを癒そう」という恣意的な想いや姿勢さえ余計だという

    偉大なセラピストほど、相手の存在を受容するだけで何もしない

という道教(タオイズム)に基づいた方向性は深い示唆に富んでいる。

ラビング・プレゼンス、マインドフルネス 、ナリッシュメントなど、
私自身、セラピーにおいて大切にしている重要な概念がキーワードになっている。

・ ラビング・プレゼンス
    無償の愛を注ぐことで、自分自身が満たされているような感覚。
    セラピストはクライアントに何かをしてあげるのではなく、
    相手の存在により、自分自身をも満たしていくこと。
    セラピストとクライントの間で、エネルギー(愛)の循環が起こっているような状態。
    (仏教でいうところの「自他不二」といったところでしょうか。)
    私はセラピストにって、最も重要な能力だと思っています。

・ マインドフルネス
    意識を身体の内部に向け、充分にその感覚を味わっている状態。
    身体が発する無意識的なサイン、メッセージを感じ取れる状態。
    (仏教などの坐禅による瞑想状態と似ていると思います。)
    無意識の声に耳を傾けることで、心身のバランスを回復していく。
    こうした身体に対するアプローチにより、
    ハコミは「身体指向心理療法」と呼ばれることもあります。
    (「フォーカシング」も同様。)
    また、セッションの間は、セラピストもクライアントと同様に、
    マインドフルネスの状態(自分の内部の感覚に敏感であること)が求められ、
    二者の共感的な関係性こそがより深い気付きを生み出すのです。

・ ナリッシュメント
    セラピーの目的である、過去の傷に対し、『癒し』を引き起こすもの。
    それは、主に過去に傷ついたとき、欲しかったけれど得られなかった感覚やメッセージ。
    それを過去の自分( インナーチャイルド )に与えることで、過去の傷は癒されていく。
    そしてインナーチャイルドが癒されることによって、
    自分を縛り付けているビリーフ(信念・価値観)は解放されていく。

私にとって、セラピーの目的はナリッシュメントであり、
ビリーフ(信念・価値観)の解放はその結果です。
そして、過去の不要なビリーフから開放されれば、
あとの「行動、態度、状態」などは自然と変化していくものです。

◆ フォーカシング


『フォーカシング』 とは、来談者中心療法を確立した カール・ロジャース の共同研究者である
ユージン・ジェンドリンにより提唱されたアプローチ。

ハコミ・セラピー でいうところのマインドフルネスの状態になり、
言葉にならない「フェルトセンス(身体感覚)」からのメッセージに耳を傾ける。
身体の感覚からのメッセージを感じ、受け入れ、一緒に時を過ごしていくことで、
癒しを引き起こし、心身のバランスを回復していく。
(ハコミやNLPのベースとなる考え方です。)

非言語的な「フェルトセンス」に
「ハンドル」と呼ばれる名前(ピッタリと描写できる言語表現)を与えたり、
ただゆっくりと共にいるだけで、「フェルトセンス」自身が自発的な変化を起こすこともあります。
これは癒しの瞬間であり、「フェルト・シフト」と呼ばれます。

(「フェルトセンス」とは、身体で感じる無意識からのメッセージであり、
 助けや癒しを求めている「 インナーチャイルド 」の存在自体という解釈を私はしています。)

◆ 論理療法


『論理療法』 とは、 アルバート・エリス によって提唱された心理療法。
認知療法のひとつとして分類される。

人を悩ます「問題」とは、出来事そのものではなく、
その出来事に対する、その人の「判断(受け止め方)」である


というように

『問題』は、それを『問題』と認識する人物がいて、初めて『問題』となる


という考え方。

ゆえに問題を解消するには、問題自体に手をつけるのではなく、
それぞれの人の持つ不適切な(認識の原因である)信念や価値観、
いわゆる「イラショナル・ビリーフ(非合理的な信念)」を
「ラショナル・ビリーフ(合理的信条)」へ変えることとするアプローチ。

ビリーフを書き換えるという考え方は、NLPでも重要なアプローチのひとつです。


◆ ホ・オポノポノ


『ホ・オポノポノ』 とは、古代ハワイの秘法とも言われる癒しの方法。

現代では、モナ・シメオナによって
「セルフアイデンティティ・スルー・ホ・オポノポノ(SITH)」として、新たに創りあげられ、
イハレアカラ・ヒューレンによって、世界に紹介されました。

ちなみにヒューレン博士は、一度のセッションをすることもなく、
精神病患者である凶暴な犯罪者たちが専門に収容されていた病院を
(患者に限らす、スタッフや環境も含め)、全て治癒してしまったという伝説を持っています。

ホ・オポノポノでは、すべての物事の責任は自分にあると考えます。

問題が生じるのは、自分の中にある『記憶』が問題を再生させているのであって、
問題を解消するには、この「記憶」を『クリーニング』すればいいとするアプローチです。

なので、働きかける対象は他者ではなく、いつでも自分です。

(『記憶』とは心の傷、『クリーニング』は癒しやヒーリングという解釈でもいいと思います。
 ただ、ここで言われる「記憶」とは自分の生まれる前(人類や地球として)のものも
 含まれるというのが、ホ・オポノポノの独特なポイントです。)

『クリーニング』の方法はいたってシンプルで

   「ごめんなさい」 「どうか許してください」 「どうもありがとう」 「愛しています」

という4つの祈りの言葉を「ウニヒピリ」と呼ばれる自分の潜在意識に対して唱えるだけ。

すると「神聖なる存在(ディヴィニティー)」からインスピレーションが得られるというシステム。

私は講習にも参加して、ヒューレン博士のお話しを直接聞きましたが、
拍子抜けするくらい『要点』は本当にこれだけです。

そして、ただ「これだけ」でありながら、実は「これが全て」だと私は思っています。
(というか最終的には「これしかできない」。)

ハコミにもありますが「癒そう」という積極的な意図自体が
「癒し」を阻害してしまうことは、意外と良くあることなんです。
(「『何も考えないようにしよう』と考えてしまう」ように。)

すくなくとも「癒やし」とは、結果的に発生するものであって、
強制的に起こそうとして生まれる性質のものではありません。

なかなか受け入れがたいとは思いますが、ホ・オポノポノは
ただこれだけの中に全てのセラピーのエッセンスを含んでいるというのが私の実感です。
(「この手があったか!!」と驚かされました。)

現象としては、 法然 (浄土宗)の唱えた「専修念仏(他力本願)」のシステムに似ています。

(ちなみに、ウニヒピリとは、自分の インナーチャイルド でありながら、
 ユングのいうところの集合的無意識(仏教でいうところの阿頼耶識)への
 入口でもあるのだと私は考えています。)

もし受け入れられる方は、
難しいことは何も考えず、是非、実践してみてください。

あと、

   「わたし」は「わたし」

という素晴らしいマジックワードもありますので、
困ったときはこの言葉と、4つの祈りの言葉をつぶやいてみてください。

    「ごめんなさい」
    「どうか許してください」
    「どうもありがとう」
    「愛しています」

    「わたし」は「わたし」

参考 : SITH ホ・オポノポノ アジア事務局

◆ 『スピリチュアル』の注意点


メンタル・ヘルスやセラピーの世界にいると
『スピリチュアル』
という言葉とよく出会います。

ここでは、『スピリチュアル』に対する考え方と注意点を紹介させていただきます。

『スピリチュアル』との付き合い方