Concept
TAOコーチングは、中国古代の 老荘思想(老子・荘子の教え)をベースにした、コーチング手法です。
その根幹にあるのは「無為自然(あるがまま)」という考え方。
「自ら(みずから)」から「自ずから(おのずから)」へ。
無理な努力をするのではなく、TAO(道)の流れに身を任せることで自然に成果を生み出していくアプローチです。

― 「ご機嫌ファースト」で自然な成果を生み出す ―
基本的な考え方
- ご機嫌ファースト
自分を「ご機嫌」にすることを優先させる。今、この瞬間の心身の状態をポジティブに整えることで、ハイパフォーマンスを発揮する。またご機嫌な人には良い人間関係やチャンスが集まってくる。(情動感染)
*感情一致バイアス=人は「今の感情」によって情報の良し悪しを解釈してしまう。
今この瞬間、ご機嫌であれば、過去や未来もポジティブに解釈でき、前向きな行動が自然に生まれる。「ご機嫌ファースト」でいることで過去の後悔や未来の不安を埋め合わせるようなエネルギーの消耗を防ぎ、行動に対するブレーキも手放すことができる。 - ライフバランスの重視
目標に向けて何かを犠牲にするような努力を手放す。
家庭、健康、人間関係、趣味など、人生に関わる全てを充実させることで溢れ出るエネルギーを使って、行動を促進させる。 - 自己充実からの行動
自己犠牲的なエネルギーを絞り出すような努力ではなく、自己充実させることで溢れ出るようなエネルギーを利用する。
*マズローの5段階欲求=「欠乏欲求」と「成長欲求」を意識する。
欠乏欲求を埋め合わせることを目標にしてしまうと、終わりなき成功欲求により消耗してしまう。
自分らしく生きることで、自分の強みを発揮し、他者や社会に貢献していく。
*ドラッガー=私的な強みは公益となる。 - 偶発性を味方につける
*一切皆苦=「人生は思い通りにならない(仏教の大前提)」
人生を「思い通り」にコントロールしようとすることで緊張は生まれ、かえって人生は硬直する。
コントロールを手放し、偶発性を歓迎することで『TAO(道)』の大いなる流れに身を任せる。
「思いがけない素晴らしい人生」に導かれるように予想以上に豊かな人生が拓いていく。
*セレンディピティ=思いがけない偶然がもたらす幸運。失敗と偶然に導かれる幸運な結果。
- セルフコンパッション
自分の心の痛みと向き合い、傷を癒していく。自分で自分を慈しみ、受け入れることで自己肯定感を育む。
自己肯定感とは理想の自分になることではなく、ダメな自分を受け入れていくこと。(自己受容)
まずは、自己肯定感の低い自分を受け入れていくことから。
自己改善を目指さず、「あるがまま」の自分を受け入れていくことで自然な自己変容を目指す。
自分で自分を認められる人は、他人の承認に左右されず、安定した選択と行動ができるようになる。
具体的アプローチ
- ライフホイール
仕事・健康・家庭・人間関係・お金・自己成長・趣味・環境の8領域を自己採点し、エネルギー配分を最適化させていく。 - 未完了課題の一掃プログラム
日常生活で気になっている些細な未完了を完了させていく。
「やらねばならない」に縛られた未完了課題を整理し、本当にやりたいことに集中していく。 - スプリンクラーシステム
欠乏欲求(ニーズ)は満たし続ける必要があるため、生活の中で自動的かつ持続可能な状態で満たせる仕組み(習慣や協力体制)を整備する。 - セルフ・ファウンデーション
「努力をする」というより「自己基盤(セルフファンデーション)」を整えることで「基準」を上げ、質の高い生活スタイルを当たり前にしてしまう。 - 自分軸の構築
自分の興味・関心を大切にすることで、自分特有の自分軸(価値観)が見えてくる。自分の内発的なミッションに従って生きるからこそ、グリッド・レジリエンスが育まれ、大きな成果を生み出す。
6.まとめ
「ご機嫌ファースト」とは毎日をご機嫌で過ごすことです。それは、ご機嫌で幸福な人生を送るということです。目標達成や成功という成果は、幸福な人生のオマケとしてついてくるのです。
成果や成功が手に入るからご機嫌になるのではなく、ご機嫌だからこそ、成果や成功が自然と集まってくるのです。
「泣きっ面に蜂」、そして「笑う門には福来る」。これこそが、世の中の真理です。
あと、「急がば回れ」。
今の成功主義や目標達成主義は効率やスピードを求めすぎていて、逆に非効率になっている面がります。それは、まだつぼみの花をむりやり開かせようとしているようなもの。
TAOコーチングは、従来の「頑張って努力する」ことによる目標達成ではなく、 自分をコントロールしようとする緊張を手放し、ご機嫌でいることを優先することで、自然に成果を引き寄せるというアプローチです。
科学的根拠
- 脳科学
「もっと頑張らなければ」という自分に対するプレッシャー、強いストレスは扁桃体を過敏にし、衝動的で不安定な行動を誘発する。(セルフコントロールのパラドックス)
ご機嫌でリラックスした状態では、穏やかに建設的な判断、行動が可能になる。 - セルフコンパッション
外部評価に左右されない内発的な自己肯定感により、リラックスが可能になる。自分に対して愛情を注ぐことでオキシトシンが分泌され、扁桃体の働きを和らげることができる。 - 健康と寿命
ご機嫌でいることは副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせることでストレスホルモンであるコルチゾールを抑えることで、免疫力を高め、健康的になり、寿命も延びる傾向がある。
不幸な成功者への視点
多くの目標を達成しても、幸せを感じられない人は存在する。
欠乏感に駆られ続ける「不幸な成功者」は、過剰な目標達成主義、同調圧力や自己犠牲の風潮を広め、社会を疲弊、消耗させていく。
TAOコーチングでは、まず自分を幸せにし、自己充実のエネルギーを発揮することで、自然に周囲や社会に貢献し、豊かな成功を手に入れていく。
ゲーテの言葉:
「人間の最大の罪は不機嫌である」
まとめ
「ご機嫌ファースト」とは毎日をご機嫌で過ごすことです。それは、ご機嫌で幸福な人生を送るということです。目標達成や成功という成果は、幸福な人生のオマケとしてついてくるのです。
成果や成功が手に入るからご機嫌になるのではなく、ご機嫌だからこそ、成果や成功が自然と集まってくるのです。
「泣きっ面に蜂」、そして「笑う門には福来る」。これこそが、世の中の真理です。
あと、「急がば回れ」。
今の成功主義や目標達成主義は効率やスピードを求めすぎていて、逆に非効率になっている面がります。それは、まだつぼみの花をむりやり開かせようとしているようなもの。
TAOコーチングは、従来の「頑張って努力する」ことによる目標達成ではなく、 自分をコントロールしようとする緊張を手放し、ご機嫌でいることを優先することで、自然に成果を引き寄せるというアプローチです。