テラ・ライフ・デザイン


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☆第27号 「今年一年を自由に『編集』してみる」!」

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http://www.terra-life.com/ ■□∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞■□             幸せになるセラピー                 ☆*:o. あなたが微笑むとき、世界が微笑む .o:*☆                2005/12/06(火) 第27号 □■∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞□■ ◆ ご 挨 拶 ! 皆様、こんにちは! ライフ・デザイン・セラピスト&コーチの西連寺(サイレンジャー)です。 土曜日に久々に、ギターの弾き語りのライブをやってきました。 ライブといっても、内輪の忘年会の席でしたが、 とても楽しかったです。 既に10年以上前に解散してしまったバンドの ファン同士の集まりだったので、 (いやー、よくぞ集まった(笑)。) 私が、中学・高校生の時に夢中になっていた歌の数々を 何曲も熱唱してまいりました。 先週の「アートセラピー」ではないですが、 『表現』すると「気持ち」というか、「感覚」が、 みずみずしく蘇るような気がします。 青春時代の想い出の音楽だったというのが、効いたかな?(笑) そんな若返った気分にのせて、 今週も「幸せのオーラ」と一緒にお届けします!.: *:・'゜'(幸) ◆ 独自の「視点」 ! とあるメーリングリストで、仲間のひとりが写真を送ってくれました。 「もみじ」と「コスモス」の写真でしたが、 秋も終わりに近づき、季節の細やかな移り変わりを感じさせる きれいな写真でした。 先週、ちょうど「アートセラピー」の話をしていたこともあり、 「そういえば『写真』というのも、  立派な『表現(アート)』のひとつだなぁ。」 と、改めて感心しました。  「写真」というのは、「事実」を写します。 ですが、そのカメラマンの「視点」を通して、 「世界(事実)」を見るとき、 そこに独自のセンスやクリエイティブなものを 感じさせてくれます。   「世界(事実)」を写した「写真」には、    そのカメラマン独自の「世界観(視点)」    というものが、存在するのです。 ◆ 「編集」という考え方 ! 私は、以前、松岡正剛さん(著書 http://tinyurl.com/9dtek )が、 主催する『ISIS編集学校』( http://es.isis.ne.jp/ ) というところで、勉強をしていたことがあります。 (先ほどの、写真を送ってくれたというMLも、そこの仲間です。) そこでは、『編集』というものを勉強するわけですが、 『編集』というと、 みなさんは、どのようなものを想像するでしょうか?  「雑誌」の編集。  「映画」の編集。  「広告」の編集。 いろいろ、あると思いますが、その学校では、   人間の「認知活動」から、「表現活動」まで、   およそ人の活動全般における全ての行為が、『編集』である という視点に立っています。 ◆ 「人は世界を、見たいように見ている」 ! かの「十戒」で有名なモーセによって伝えられたと言われる、 ユダヤ教の原点、口伝律法『タルムード』には こういう言葉があるそうです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   「我々は、現実をあるがままに見ているのではない。    我々が見えるように、見ているのだ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− また、仏教の「唯識」的な考えからすると、   「この世界は、本来、『空』であり、    世界の存在は、自分の『感覚』によってのみ、認識される。」 ということが言えると思います。 デカルトさんの有名な   「我、思うゆえに、我あり(コギト・エルゴ・スム)。     cogito,ergo sum 」 や、サルトルの「実存主義」だって、 大雑把に言えば、同じかな。 (って、ちょっと違うか…?(アバウト!(笑))) 要するに、   人は、世界を「ありのまま」に見ているわけではない。  『自分』という「フィルター(意識)」を通して、『世界』を見ている。 ということです。 そして、  「フィルター」を通して世界を見るという働きが、『編集』であり、  『編集』とは、「世界(事実)」に対する、「解釈」の『方法』である ということも言えるかもしれません。 ◆ 同じ「事実」でも、「見え方(解釈)」が違う ! 例えば、 新聞記事では、昨日一日に起こった「事実」を掲載していますが、 同じ記事であっても、各誌によって、 微妙にニュアンスが違うことがあります。 (それが、「東スポ」と「日経」であったら、  その差は、より明確かもしれませんね。) また、去年、 カンヌ国際映画祭で最高賞である「パルムドール」を受賞した 『華氏911』(マイケル・ムーア監督)という映画がありました。 この映画は、一応、「ドキュメンタリー」として、 「事実」を題材としていますが、 マイケル・ムーア監督の「解釈(視点)」が、 大きく反映されています。 結果、9・11のテロからイラク戦争までにおける、 ブッシュ政権を痛烈に批判した映画として「編集」されました。 同じ、「事実」を題材としていても、 アメリカ政府(ブッシュ政権)の「解釈」とは、 大きくかけ離れてることでしょう。 もちろん、「キリスト教徒」からの視点と、 「イスラム教徒」からの視点も、 まるで異なる解釈になるでしょう。 他にも、「性善説」に立つ人と、「性悪説」に立つ人では、 世の中の見方が、かなり違うでしょうし、 「詩人」と「科学者」が見ている世の中も かなり違うものかもしれません。   このように、「事実(世界)」とは、   「視点」を変えることによって、   全然違うものに見えてくるのです。 そして、『編集学校』では、   自分の世の中(世界)に対する「視点(解釈)」の「クセ」を知り、   意識的に、その「視点」を変化させてみるという「アプローチ」 を、教えてくれました。 (この「視点の変化」というアプローチは、  コーチングやNLPで言われるところの  『リフレーミング』と同じ働きを持っています。  NLPにおいては、  『ビリーフ・チェンジ(信念の書き換え)』  と呼ばれる、自分の「世界観」を変えるという  より強力なアプローチもあります。)      ◆◇ これが「ライフ・デザイン・セラピー」流! ◇◆ ■□━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━□■          『世界(事実)』は変えられないけど、        その『意味(解釈)』は、変えることができる ! ■□━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━□■ 早いもので、もう今年もあとわずかですが、 私は、去年末から、現在にかけて、 「結婚」、「メルマガスタート」、「母の死」、「祖父の死」、 そして、「子供ができたこと」と結構、波乱万丈な一年でした。 (一生分の「ライフ・イベンツ」として、かなり密度が濃かったです。) 例えば、この一連の出来事を「テレビドラマ」にしてもらったとき、 脚本を、以下の人たちに頼んだとします。  ・「古畑任三郎」などの、コメディタッチが得意な「三谷幸喜」  ・「北の国から」のハートウォーミングな「倉本聡」  ・「渡る世間は鬼ばかり」の世知辛いホームドラマの「橋田壽賀子」 きっと、それぞれ違った「テーマ」の「ドラマ」になることでしょう。 (主人公である私の役を、  「藤井隆」にしてもらうのと、  「竹之内豊」にしてもらうのと  「レイザーラモンHG」にしてもらうのでも、   かなり違う話になるでしょう。) また、「マンガ」にしてもらうとしたら、 「ドラえもん」の「藤子F不二夫」に描いてもらうのと、 「ゴルゴ13」のハードボイルド「さいとうたかを」に 描いてもらうのでは、かなり違うものになると思います。 (なんか想像してたら、楽しくなってきた。  個人的には、「映画」で感動の大作(号泣もの)に  してもらいたいですね。  監督は、スピルバーグがいいな(笑)。) ◆ 一年を振り返って、自分なりに「編集」してみましょう ! みなさんは、今年、どのような一年を お過ごしでしたでしょうか? いろいろ、ご意見・ご感想、 それぞれ独自の「解釈」があると思います。 そこで、もし、 辛く悲しい「恋愛」をした人は、 自分を「少女マンガ」のヒロイン風に 振り返ってみると、その「解釈」はどうなるでしょう? また、 仕事で、壁にぶつかり、困難な状況にいる人は、 自分がNHK『プロジェクトX』の主人公として、 振り返ってみるといかがでしょうか? なんとなくつまらない一年だったと思った人は、 あなたと同じ一年を、 「明石屋さんま」がおくっていたら、 彼は「トーク番組」で、この一年をどのように話すでしょうか? きっと、どんな小さな出来事も見逃さず、 面白おかしく、楽しい一年として 話してくれるのではないでしょうか? (逆に、太宰治に小説にしてもらって、  死にたくなるくらいの  自己嫌悪に浸ってみるのもいいかもしれません。) Mr.Chirldren が、あなたのこの一年を歌にしたら、 どんな曲になるでしょうか? また、サザンオールスターズが、    中嶋みゆきが、    小室哲也が、 あなたの一年を題材として曲を作ったとしたら? ピカソが、ダリが、ルノアールが、 あなたの一年を、絵画で表現したとしたら? このように、   自分のお気に入りの人物に   自分の一年を「作品」にしてもらうというのも、   いいかもしれません! どんな一年に変化したでしょうか? この一年は、あなたにとって、二度と戻ってこない かけがえのない大切な一年。   あなたの今年一年の『主人公』は、「あなた」です!    せっかくですから、とびきり素敵な一年として    自由に『編集』してみるのはいかがでしょう? そうした積み重ねが、 あなたの「人生」に素敵な『意味』を 与えてくれるのだと思います。   人生の「意味」とは、ただ与えられるだけではなく、   意識的に、自分で「選んで」いくものなのかもしれません。 そして、誰もが、その「能力」を持っているのでしょう。 ゆっくり、あせらず、そして、何より楽しく行きましょう! 「幸せのオーラ」、皆様に届きますように! .: *:・'゜'(幸) (↓「◆おまけ」へ )   ◎ あなたが微笑むとき、世界があなたに微笑みます! ◎ ◆ おまけ もし、あなたの今年一年を、 「ストーリー(作品)」にしたとき、 あと1ヶ月の間に、 さらにどんな出来事があれば、 「クライマックス」を より盛り上げられるでしょうか? また、どんな出来事があれば、 きれいな「オチ」がつけられるでしょうか? そういう「視点」から、   「残り1ヶ月を、どのように過ごしてみたいか?」 と、考えてみるのも面白いかもしれません! もちろん、クライマックスは、 来年以降に持ち越すというのもいいですし。 (今年はまだ、3部作の「第2章」とかいう感じとか。) あと1ヶ月、皆さまが、 素敵な毎日を過ごせますように!  では、また来週! いつもながらの長文、失礼いたしました! 最後まで読んでくださった皆様には、 もういっちょ「幸せのオーラ」をお届けです! .: *:・'゜'(幸) ホントにありがとうございます! ◎ご意見、ご感想、お待ちしております!  silen@terra-life.com ◎個人のセッションも受け付けております。お気軽にどうぞ!  http://www.terra-life.com/ ◆ カードセラピー体験者のご感想! ◇ Nさん(女性)  ご一緒している間、西連寺さんが私達の言葉に耳を傾け、  ゆっくりしたペースで「引き出して」くれていると感じていました。  本当に心地好かったです。  すっごいパワーのある人だって実感しました。 ◎セッションの申し込みはこちらから ⇒ http://www.terra-life.com/ ◎お友達にも紹介していただけると嬉しいです!  メルマガの転送、大歓迎です! ━★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.terra-life.com/

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